レオナルドディカプリオがアカデミー賞のオスカーをとった映画「レヴェナント蘇えりし者」

日本でも有名なハリウッド俳優 「レオナルド・ディカプリオ」がついにオスカーを受賞!受賞作は「~レヴェナント蘇えりし者」って、まさかの2016年度のアカデミー賞の話でした・・。(※この記事をかいているのは2017年2月。1年前のアカデミー賞の出来事でした)
まったく知らなかった~。いやー良かった良かった~。長い険しい道のりでしたね。

でも、私的にはオスカーを獲得して良かったっていうのは、額面どおりではなくて、ちょっといじわるな見方をしています。

というのも、最近のレオナルド・ディカプリオの出演昨をみても、なんだかオスカー狙いか?と思うような映画ばっかりだった気がするんですね。考えすぎかな?

とはいえ、ディカプリオがオスカー像(アカデミー賞受賞者に贈られる像)をほしがるのも、わかる気がしないわけでもない。

なぜなら、レオナルド・ディカプリオはアカデミー賞に因縁がある人なんですよね。

最初は、とても良い出会い。なんと19歳の時に初の映画出演した「ギルバートグレイプ」で、いきなりアカデミー賞助演男優賞にノミネート!

結果的には「逃亡者」のトミーリージョーンズに、オスカーは奪われましたが、このときのディカプリオの演技は、もう本当にすごかった!!

当時から大のジョニーデップのファンだったので、ジョニーデップが主演の「ギルバートグレイプ」もリアルタイムで観ておりました。
監督はラッセ・ハルストレム。スウェーデン出身の、ヒューマンドラマを得意とする良い監督で期待大。

そして、本当に良い映画だったのですが、「あの」ジョニーデップを食っちゃうくらい、ディカプリオの演技は凄かったんですよね~。

ディカプリオは、ジョニーデップの弟で、知的障害者の役柄を演じているのですが、当時はディカプリとは全くの無名俳優でしたから、もう完全に本当に知的障害を持っている人が出ているのだと思っておりました。

そして、後であの知的障害は演技であって、本人は健常者である・・ということを聞いても、逆に本当に??と疑うほど、完璧に知的障害者を演じておりました。

やっぱり今思っても、あの頃の演技が一番好きだったかも・・・。と思うくらい、まー完璧な演技でしたね。

本人も、この後も順調にキャリアを積んでいくのですが、なんといっても、爆発的なヒットを記録した「タイタニック」の主演をゲット。

「タイタニック」は、史実をもとにした映画で、監督のジェームスキャメロンが、壮大なセットをつくって撮影した・・ということもあり、アカデミー委員会が選びそうな映画。

予想通り14部門にノミネートされ、最多の11部門の受賞!とほぼ総ナメしたのですが、なんと、レオナルド・ディカプリオは主演男優賞で ノミネートなし!

主演女優のケイト・ウィンスレット、助演女優のグロリア・スチュアートも結果的にはオスカーは逃しましたが、もちろんノミネート自体はされておりました。

なぜかディカプリオだけノミネートされず・・ということで、ディカプリオもかなり卑屈になって?アカデミー賞の応援席にも出席しませんでした。

その因縁が、よほどディカプリオに火をつけたのか・・・なんかその後のディカプリオは、オスカー像狙いの作品選びをしているんでは?とも思える作品にばかり出演し、
また演技も、なんかこう可もなく不可もなく・・という感じで、及第点はあるが、突出した演技がなかったように思います。

すこしばかり優等生な演技をし過ぎているような気がしておりました。

まーその中でも、「ブラッドダイヤモンド」の演技は、結構凄かったので、これはもしや・・・と思っていたのですが、ノミネートだけで、これまたオスカーは逃したんですね。

この後も、マーティンスコセッシ監督と組んだ「ウルフ・オブ・ウォールストリート」でも、良い演技をしていましたね。

でも、なんだかこの辺から、優等生的なディカプリオの演技では、オスカーはとれないかもしれないな?と勝手に思うようになりました。

上手いなんだけど、なんだか記憶に残らない・・てなそんな気がしておりました。

ところが、レヴェナント~蘇りし者では、アカデミー賞でもオスカー初ゲット以外にも、ゴールデングローブ賞、批評家賞など総ナメ!

やっぱり無欲といいますか、この映画のジャンルでまさかオスカーを取れるとは思っていなかったんじゃないでしょうか?

これで、肩の重荷もすっかりとれたっでしょう。

今後のディカプリオの演技に、本当に期待しております!