バーダー・マインホフ 理想の果てに アレクサンドラ・マリア・ララ (出演), モーリッツ・ブライプトロイ (出演), ウリ・エデル (監督)
さてここからは視聴者の皆さんにこの映画だけは 人生の中で見逃せませんぞーという一本を勝手に強力にプッシュするオリシネマのコーナーです いきなり私事で恐縮なんですが 私の両親というのはですね昭和 47年1972年に起こったいわゆる連合赤軍のあさま山荘事件、立てこもり事件、ここがきっかけで出会ったんですよね。 取材記者として現地に赴いた記者として書いた記事を読んだ母が興味を持ってそして出会って今日の私があります 中でもヨーロッパで猛威を振るった極左テロ組織の行方をおった作品でございますバーダーマインホフ理想の果てに 後悔は今から10年ほど前になるんですがバーダーマインホフというのは個人の名前なんですね アンドレ 明日バーガーという男性のリーダーとウルリケマインホフという女性のリーダーその二人分の名前を足して二つに割った名前です ウルリケマインホフという女性は 最初ジャーナリストだったんですね。 そして 学生運動などを取材していくうちに 機関側の応募を行き過ぎた暴力に眉を顰め気づいたら自分も運動家に取り込まれてむしろ主導する側に回っちゃったそういう側面が描かれています この リーダー役をやったアンドレアスバーガー を演じたのは 、モーリッツトロイというトルコ系の俳優さんですがドイツ映画界でも随一の俳優さん。 これを不思議なことにね、日独伊三国同盟でね 戦中の枢軸側だったそのそれぞれの国で60年代から70年代にかけてやれ同じように赤軍派が勃興してると言うね ということで今回の見ずに死ねるか死なずに見るか。 日本にも赤軍はあったけれどもドイツにもあったんだよ もちろん西ドイツの方 このドイツ赤軍バーダーマインホフの歴史を通じて左翼の本質とはいったい何だったのかをぜひ確かめてください
もう顔を見たら視聴者の皆さんは見たことがあると思われると思います
最初はねいろいろ反帝国主義、反資本主義そして反アメリカイズム。
色んな事を自分なりに正義、理想を追求していく果てに、なぜ大量の血が流されなければならないのかという。
非常に皮肉、矛盾を、全身で演じております
日本で言うと日本赤軍、ドイツで言うと、このバーナーマインホフことドイツ赤軍
イタリアでも「赤い旅団」という1970年から80年にかけて元首相のモロという人物を誘拐してしかも殺害にまで追い込む、非常にさんぴな事件を引き落としております
改めて近代史を語る上で、左翼、過激な運動とはいったいなんだったのか、そしてその背景にあったのは米ソ冷戦攻勢の裏にあったのは一体何だったのかということですねえー娯楽の形で、学び学習する意味でも、この映画非常におすすめでございます