グロリア ~ジーナ・ローランズ, ジョン・アダムス、ジョン・カサヴェテス (監督, 脚本)

グロリア~ジーナ・ローランズの格好良さを見ろ

※この映画は居島一平のオリシネマにて、2017年6月後半に紹介されたと思います。(メモ書きから)動画は削除されているので、書き起こしはありません。

しかし、この映画の説明は妙に印象に残っていたので私のうろ覚えですがご紹介

1980年のアメリカ映画。監督はインディペンデント映画のカリスマ「ジョン・カサヴェテス」です。
その妻のジーナ・ローランズが主役の映画です。

とにかく、このジーナ・ローランズが格好良い。40歳50歳の見た目はおばちゃんなんだけど、度胸でマフィアと対峙する。

子供と大人がコンビを組み、バイオレンスに巻き込まれるという話ときいて、リュック・ベッソンの「LEON」が最初だと思っている人が多いけど、いやいや原型はこの「グロリア」なんですよ。

映画「グロリア」ジョン・カサヴェテス監督のあらすじ

ギャングの専属の会計士が、ギャングを裏切ってお金を横領していたのがバレてしまう。
会計士は裏帳簿を付けていたため、その帳簿をギャングは探している。

ギャングからの報復で、会計士は死を覚悟しているが、なんとか家族は逃がそうと大慌てで自宅マンションから脱出しようとするが、既にギャングに取り囲まれている気配がしている。

そんな会計士家族が切羽詰まった状況だとは知らずに、同じフロアに住んでいる顔なじみ程度の「グロリア」が、調味料を借りにやってくる。

会計士の妻は、機転を利かし、子供の1人をグロリアに匿ってとお願いする。
グロリアは承諾し、男の子を自宅に戻って匿うのだが・・・ギャングもそれに気づいて追いかける

「グロリア」どんぐりカニ助の感想

40年以上前の映画だけど、とにかくスピーティーな展開で、見飽きなかったです。

隣人というだけで、ヤバイ(ギャングに追われている)男の子を匿い、そして戦っていく。

物語が進むにつれて、なぜグロリアにこんなに度胸があるのかという素性が分かってきます。
そして、最初憎たらしいだけの男の子とグロリアが次第に心を通わせていく姿も自然に描かれております。

ギャングの裏切り者の子供を、たまたま同じフロアに住んでいただけの女性が、ここまで守る必要があるのか・・と観客は最初から心に引っかかりながら観ているのですが、 終盤になるにつれて、その謎も解き明かされていきます。

この映画も非常に面白かったです!