「ビジターQ」三池崇史監督 出演:遠藤憲一、内田春菊~崩壊寸前の家族を描く家族ドラマ

2000年に放たれた怪しいの傑作。

主演はいぶし銀、しぶさがどこの境地にもいったんだという遠藤憲一。ミスターいぶし銀。

この頃の遠藤憲一は仕事を選ばなすぎ。なんでもやりすぎ。

突っ走ってる。遠藤憲一演じる どうやらニュースキャスター、レポーターだったらしい主人公と、妻が漫画家。(内田春菊演じる 麻薬中毒、援助交際をしている)設定

2人の間には2人のに、子供が2人 娘と息子。娘は風俗で働くかあるいはAVに出ているのか、やりたい放題。息子は学校でいじめを受けているが、家に帰れば家庭内暴力をしていて、母親(内田春菊)ぶつけている。内田春菊は裸になるとあざだらけ。

そんなドロドロの話を観て面白いのか??これが面白い。これが三池マジック。

だって映画の冒頭から娘の裸を、父親である遠藤憲一がカメラをもって実体験でドキュメントタッチで撮影しつつ、買ってしまう。

そんな導入ありますか?

家庭として成り立っているのか、家族として成立しているのか?と突っ込みたくなるような、崩壊寸前(している)家族に、ある日謎の男が現れて、何かを1つ替えて過ぎ去っていく・・という話。

とにかく 遠藤憲一さんがやりたい邦題。暴走してキレッキレ。

これは地上派の映画枠では放映できないと思う。

コンプライアンスの厳しい最近では、映画館のリバイアル上映でも無理なんでは・と思われる作品。

今回の観ずに死ねるか、死なずに観るか。今回は「ビジターQ」どうか、この映画にビジットしてください